2014年10月22日水曜日

究極のゼミ5冊目が出るらしい

ヒロ前田先生が究極のゼミの5冊目を書いてるらしい。
メルマガの「【ダッシュで奪取】 TOEIC 137号 語彙力と語法力」
に書いてあった。
内容良さそう。こういうの欲しいって思える内容な気がする。
いつ出るんだろ。即買いだな。

長いけど、メルマガの内容を勝手に引用しとこう。
先生が怒ってきても無視しよう。

2 語彙力と語法力
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練習問題です。

これがパート5に出題されていると仮定してください。

After the orientation seminar, details of the facility tour will be ------- by personnel director.
(A) informed
(B) conducted
(C) supplied
(D) noticed


これに対する反応を無理やり3種類に分類すると・・・


【1】「文法問題は苦手なんだよね・・・」

 → いえ、これは文法問題とは呼ばれません。


【2】「語彙問題だな。"詳細は知らされる" ものだから、(A) が正解」

 → 確かに、これは語彙問題と呼ばれます。


【3】「これは語彙問題だけど、解答のポイントは語法だな」

 → その通り。これは語彙よりは、むしろ語法を問うています。


そこそこの英語力を持つ人なら、(A) が不正解だと一瞬で気付く
はずです。迷う余地がない。

もし気付かないようであれば、inform という動詞の使い方を
「正確に知っているとは言えない」です。

そうですよね?

だって、(A) は絶対に空所に入れられないのに、入れてよいと
判断しているんですから。

そして、正解である (C) の使い方、つまり、動詞の supply
使い方を正確に知っているわけでもない、と想像できます。

正解が正解であることに気づかないのですから。

inform の「意味」も supply の「意味」も知っていますよね。

もし、あなたが、この練習問題を正答できないならば、きっと
「語法力の欠如」を意味します。


仮に○×クイズにしても解けないはずです。

こんな風に。

After the orientation seminar, details of the facility tour will be ------- by personnel director.

問い:informed を空所に入れられる。○か×か?

さっき、(A) を選んだなら、ここで○と答えるはず。

こんな形式で出題されても、きっと間違えるはずです。

After the orientation seminar, details of the facility tour will be ------- by personnel director.
(P) informed
(Q) supplied
(R) どっちでもいい

おそらく (P) (R) を選ぶはずです。

この形式で (P) (R) を選んだなら、最初にあった
パート5形式で出題されても確実に間違えるということです。

なぜなら、informed が空所に入ると判断しているんですから。

ですよね。

実はこの問題は、ETSが作った問題に酷似していますので、
「TOEICっぽさ」は非常に高いと言えます。


ということは・・・


言葉の「正しい使い方」を知らなければ、パート5でミスをする
可能性が高いということです。たとえ意味を知っていても。


実際のパート5形式では消去法を使えるので、多くの問題に関しては
正確な語法の知識を持っていなくても、正解を選ぶことは可能です。

でも、「常に40問すべてを確実に正答できるか」と問われたら
かなり怪しいでしょう。

ミスしないためには1つ1つの言葉の意味だけでなく、
「使い方」を正確に知っていることが重要だということです。

「言葉の使い方」は「語法」と呼ばれます。


その「語法」を鍛えるために『究極のゼミ』の5冊目を作っています。


最近、「はじめに」を書きました。抜粋します。

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ヒロ:おっす。
マイ:お久しぶりです。
ヒロ:あれから2年か。早いね。マイは、2年前に900点近くまで
   行ったよね。今はどう?

マイ:リスニングは毎回495点です。でも、リーディングは最高で
   430点なので、自己ベストはまだ925点です。
ヤス:さすがだなぁ。
ヒロ:ヤスも久しぶり。今回は特別に参加を認めたんだから、
   途中で投げちゃダメだよ。

マイ:どういうことですか?
ヒロ:ヤスは参加資格を満たしてないんだよ。対象は900点以上って
   言ったのに「頑張るから入れてくれ」って。最近850点を取った
   そうだから、なんとかなると思うけど。

ヤス:最後まで全力でやります。
ヒロ:今回はマイよりスコアが高い仲間が1人いる。カイ、自己紹介して。
カイ:仲間? そんなつもりじゃないです。

ヒロ:ま、いいじゃないか。じゃあ、代わりに紹介しよう。
   カイは超上級のゼミしか受けたことがないから、ヤスとマイは
   初めて会うよね。このスクールで成績トップなんだよ。
   まだ22歳だけど、英語の実力は高い。確か、5回連続965点だね?

カイ:6回です。
ヤス:すごい。

ヒロ:では、ゼミについて説明する。全部で10回のゼミだけど、
   補講を1回開く。全体を通じたメインテーマは「語法」を学ぶこと。
   「語法」とは「言葉の使い方」のことだけど、これをメインにする
   理由が分かるかな。みんな知ってると思うけど、TOEICが
   求める語彙レベルは、あまり高くない。

ヤス:確かに。850点を取って、そう思いました。
ヒロ:で、900点以上の受験者が実際のテストでミスする原因は語彙力
   不足じゃない。
マイ:リーディングセクションの話ですか?

ヒロ:そう。ほとんどの場合、語法力不足が原因だよ。つまり、意味を
   知っている単語が正解なのに選べない。言い換えると、不正解の
   単語が不正解だと気付かずに選んでしまう。
マイ:分かります。意味を知っている単語を2つ見つめながら悩むことが
   多いです。

ヒロ:そこで、「語法」という重要テーマに真正面から取り組むことに
   した。勘に頼らず正解を選ぶ力を身につけてもらう。厳しい練習が
   多いけど覚悟して。

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各ゼミに含まれる「講義」のトピックは次のようになっています。

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第1回  2つの形容詞
第2回  前置詞
第3回  「知ってるつもり」が危険
第4回  自動詞と他動詞
第5回  名詞の単複

第6回  or モノ
第7回  接続詞
第8回  日本語禁止
第9回  パート6の対策
10 語法力を伸ばす方法

補講    パート7の同義語問題
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本のことはともかく、ここで投げかけたいのは・・・


「語彙力って何?」


という問いです。


何となく答えると、「ある英単語やフレーズの意味の近似値を日本語で
知っている。その総量が語彙力」といったところでしょうか。

そこには「言葉の使い方=語法」の概念が欠落しています。


TOEICが、あたかも語法を試していないかのごとく、
語法を無視して意味を重視している英語学習者が多いのが現実です。

もちろん、それが悪だとは思いませんし、何もしないよりは、
意味を知っている語を増やせばプラスが生まれるのは間違いないです。


でも、語彙と語法はセットで学ぶべきだと強く思っています。
わざわざ後回しにする理由が見当たらないので。


ensure assure はどう違うのか? 使い方は?

assure promise はどう違うのか? 使い方は?

promise guarantee はどう違うのか? 使い方は?


tell teach はどう違うのか? 使い方は?

teach notify はどう違うのか? 使い方は?

notify announce はどう違うのか? 使い方は?


TOEICに出まくっている重要語について、1つの1つの
「語法」を学ぶことは、それらが選択肢に登場した際に
「正解か不正解か判断する力」を磨くことに直結します。


上級とか初級とか関係ないですよ。


「語法」は、文法ルールとも密接につながっていますから。


このテーマは連載になるので、しばらく頭の隅に置いておいてください。


(conductedを選んだが×だった・・・。)


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